住まいで「老活」 (岩波新書)

老夫妻の読後感。妻「この本を読むと、老活は結局はカネ次第だ、ということでは。」夫「私はそうは読まなかったが、いわれてみれば、バリアフリーでもケア施設でもカネのかかり具合が結構、かかれているね。現実はそのとおりなのだが。」妻「高齢者が知りたいのは、もっと具体的な提言かもしれない。」夫「この本の大半は著者がかかわった事例で、それが面白くない原因だね。でも、それが老活を知るためのスタートかもね。」夫「ところで、われわれはどうしたらいいのだろう？」妻「そうね、早速、市役所にでもいって、私たちがいまからできることを教えてもらうことですね。」夫「それだけか、本書の警鐘は、こんなに大変なことに直面するから、すぐにできることから始めなさい、ということだな。それと精々、小銭をためなさいということ？！」